この企画は私新加入の背番号6番 長谷川夢作が選手目線でクラブ関係者に突撃インタビューをして、皆さんが普段聞けないことを発信していこうという企画です。皆さんがクラブや選手を好きになってもらえるように頑張ります！
第３回である今回は、生まれも育ちも八王子でアローレ八王子の創設者である紙本諭代表に突撃インタビューしてきました。
アローレ八王子を知るためには、まず紙本諭を知るべし！
ホームゲームでは多くのイベントを企画し都リーグとは思えないほどの会場を作り出します。そんな紙本代表とアローレ八王子の２０年について、熱い思いを聞いてきました。今回も最後まで読んでいってください!
アローレ八王子代表理事・クラブマネージャー 紙本諭
生年月日 1981年7月28日 出身地 八王子市
ーアローレ八王子創立20周年おめでとうございます。今の素直な気持ちを教えてください。
1番は感謝ですね。就職もしないで、『ドイツのようなクラブを作る！』と勢いだけで無茶なチャレンジを続けてこれたのは、いろんな人に支え、協力してきてもらい、
ーありがとうございます。では早速ですがクラブを立ち上げたきっかけとその理由を教えてください。
大学の時にドイツのクラブを学んだのが1番のきっかけです。そこで見た平日でも仕事の後におじさんたちがサッカーをして、ビールを飲んでいる姿がすごく幸せそうだったので、この環境を日本にも作りたいと思ったのが始まりです。
ずっと前からサッカーに関わることが楽しくて、サッカーに関わることで自分自身が成長できるなと感じていて、サッカーを通じて他に楽しみが広がっていくというサッカーやスポーツの価値にすごいなと思いクラブを立ち上げたいと強く思いました。
ーそうだったんですね。ではこれまで２０年間クラブを運営してきて、
やっぱり１番は昨年８月にグラウンド(下の画像)ができたことですね。クラブハウスとグラウンドがあることが、どれだけ幸せなことかを感じています。
あとは、赤ちゃんの時からお母さんに連れられて来ていて、知っているような子が、下部組織に入ってきてサッカーしている姿を見るのは嬉しいです。「お前が赤ん坊のときから知ってるぞ」と言えるのがいいですね。これは他の仕事ではなかなか味わえないものだと思っています。
ー逆にクラブの立ち上げでこれまでで1番大変だったことは何ですか。
まだ東京都2部リーグにいた時に、最終節に7－0で勝ったら昇格できるという状況で、相手が人数が揃わないことを理由に、試合がなくなって不戦勝(5－0)になってしまい、昇格できなくなってしまったことですね。
あの時は応援してくれている人たちや、頑張ってプレーしている選手たちになんて説明しようかとても悩みました。
ーそれは昇格がかかっていただけにかなりショックな出来事ですね。
ーではクラブ運営で大切にしている信念などはありますか？
あこがれたドイツのスポーツクラブの原点(サッカーの後にビールを飲んで幸せを感じること)を忘れず、理念(スポーツを通じて地域を活性化する)を持ち続け、発信し続けることは大切にして日々活動しています。
ークラブを運営していく中で今足りないと思うもの(設備やスポンサーなど)はありますか？
大きなもので言うとこの先絶対必要になるものはスタジアムだと思っています。
現実的なもので言うと駐車場やもっとお酒を飲める環境を整えられたらなと思います。今アローレパークには立地的に車でくる方が多いですが、会場に車で来るとお酒が飲めないので、アクセス面を改善しないとなと思っています。
ー試合の日だけ駅から会場までシャトルバスが出るようにできたら最高ですね！
ークラブとしての今後の目標を教えて下さい。
まずはサッカーでしっかり人を集められる状態になって、それに伴ってチームが強くなって上に上がっていく、応援されることによって強くなっていくというのが1つモデルとしてやっていきたいところですね。そこにあこがれた子供たちが下部組織に入ってきてくれるのが良い循環だと思います。それをもちろん他の競技でもやりたいというのが目標です。
ーでは思い描くアローレ八王子の完成系や野望はありますか？
地域のみんながスポーツで幸せになるのが完成系だけど、分かりやすく表現したらドイツのドルトムントのように大人から子どもまで8万人くらい観客が集まる姿を作りたいですね。
そういう意味ではドルトムントのホームスタジアムを超えるようなクラブにしていきたいと思っています。そしてそれを作るだけでなく日本中に広めていきたいと思っています。人を幸せにできるクラブや、地域に必要とされるクラブが増えてないといけないと思っているので、その1つの例としてアローレ八王子があったら良いなと思います。
普通の大学生だった自分が、何もない所から、いろんな人の力を借りてスポーツで地域の人が幸せになる環境を作り、それが日本中に広がっていったら1番良いなと思っています。
(楽しそうにイベント運営を行う紙本さん)
ーアローレ八王子を応援するために八王子に８万人が来る日を楽しみにしています。
ーこれから新規で行いたい事業などはありますか？
１つはクラブハウス近くの空き農地を使って里山再生みたいなことをしてみたいです。
芝生の広場とかにしてみんなが遊べる場所にできたらいいなと思っています。
2つ目は中学校の部活動地域移行が大きな問題となっていますが、そこがチャンスでもあると思っています。
子どもたちの運動する場所がなくなってしまうリスクがある一方で、もっと地域で自由に活動できるなどいろんな形が作れるチャンスだと思っています。
部活動は放課後に校内で活動できて、環境も用意されているなどとても良いシステムだと思うが、競技力向上ために固執してしまうと馴染めない子どもが出てきてしまったり、人数が足りなくなってしまったり、そもそも教員の負担が大きくなってしまうことなどが課題としてあると思うから、そこを解決して中学生や子どもたちががもっとスポーツで幸せを感じることができるようにチャレンジしていきたいと思っています。
（紙本さん主催のイベントを楽しむ子どもたち）
ーアローレだけでなく地域のことまですごく考えていることが伝わります。それができたらさらに八王子地域、アローレ八王子が盛り上がっていきそうですね。
・今後のアローレ八王子に期待する姿はありますか？
とにかく仲間を増やしていくところだと思っていて、理念に賛同してくれる人を増やしていくことがクラブの目指している姿にたどり着くためには絶対必要だと思っています。
理念の話で言うと、理念はぶらしてはいけないけど、新たにチャレンジして変えていかなければならないこともあると思っていて、芯の部分は全員一緒だけど関わる人みんながどんどんチャレンジしてやっていければいいなと思っています。
多くの人が関われば僕の創造をどんどん超えていってくれると思うし、超えていってほしいです。
ー地域、スポンサー企業、アローレ八王子を応援してくださっている方々にメッセージをお願いします！
いつも応援していただきありがとうございます！
アローレがこの街にあって良かったとおもってもらえるようにやり続けます。良いことも悪いこともあるとは思いますが、大きな夢に向かって一緒にクラブを育てていってもらえたら嬉しいです。
ー次の質問はサッカーから離れて、クラブ運営以外に日々の活の中で楽しいことや趣味はありますか？
ん～全部クラブ運営になっちゃうな(笑)
土日もクラブハウス回りの木を切るのが趣味みたいなものだし、友人とサッカーするのも、こどもとキャンプするのも、すべてアローレパークに関わっていて、それ以上に楽しいことは今のところ見つかっていないかな(笑)
ーサッカーやクラブ運営は切っても切り離せない存在なんですね！紙本さんさすがです！かっこいい！
紙本代表が選ぶ八王子の魅力３
第3位 東京だが自然が豊かで暮らしやすい
ある意味東京っぽくない自然があってとてもいい場所だが行こうと思えば都心にもすぐ行ける。
(でも大学時代の友達で広島から来た人に広島より田舎だねと言われたそうです)
第2位 大学生がいっぱいいる
八王子は近隣に大学がたくさんあるので大学生がいっぱいいます。
第1位 八王子ラーメン
やっぱり1位はラーメンですね。(詳しくはもう一つ下のインタビューで)
紙本代表が選ぶ八王子のおすすめのお店ベスト３
40年も八王子に住んでいる紙本さんには、関係者やスポンサーさん、お世話になっている人が多すぎて3つに絞るのが難しい中でえらんで頂きました！
紙本さんからは「ここで出せなかった方々すみません。」とありました。また次の機会に！
ー上がっていないところでもたくさんオススメ店はありますが、その中でも今回上がったのは…
第3位 STUDIO零(スタジオゼロ) 5月21日オープン予定
住所 八王子市横川町103ー26レユシール
ここはアローレ八王子ジュニアユースの2期生が独立をしてオープンする美容室なので、沢山の人に知ってもらって応援してもらいたいですという気持ちを込めて選びました。アローレ育ちの子が社会で活躍してくれることはとても嬉しいです。
※体がデカくて一見怖そうですがとても優しいヤツなので安心してくださいとのことでした(笑)
第2位 御食事処 匠海
ここはクラブハウスから車で10分くらいの場所にあって、小学生からの同級生がやっているお店です。前は居酒屋だったが、定食からラーメンまで色々な料理があってどれもとても美味しいです。なかでもオススメなのが白醤油ラーメンです。
ー白醬油ラーメンのオススメポイントは？
醤油ラーメンって黒そうなのに白という不思議な感じだけどうまい！
これは興味がありますね。ぜひ皆さんも行ってみてください！
第１位 みんみんラーメン
第1位は断トツでここかなと。外から来た人にはまず行くべきだと思います。僕はみんみんラーメンで育ちました。地元の人たちのソウルフードですね。
awayでグラウンドに来た人や八王子をまだあまり知らない人は間違いないと思うのでぜひ行ってみてください！
紙本さんのインタビューを聞きながら僕もラーメンの口になってしまいました。僕もまだ八王子に来て間もないので、OFFの日にいろんな所に行ってみようと思います。
紙本代表ありがとうございました！
２０年間かけてなにもないところからこのクラブを創り上げてきた紙本代表の思いを沢山聞いて僕自身もアローレのためにプレーで貢献しなければなと言う気持ちになりました。このクラブにはこれからも紙本代表が必要不可欠だと強く感じました。アローレ八王子が今後どんな発展をしてくのかとても楽しみです！
まずはアローレファミリー全員で関東昇格を果たしましょう！
以上インタビュアー アローレ八王子6番 長谷川夢作でした！
